たまにはサッカーもいいな、けどよ……キーパー暇すぎ!! 相手守備重視だからこっちにボールこねぇんだよ!! なんだよ8−1−1って!! 超守備的布陣じゃん!! CASE1 サッカー <<雄二>> やっとボール来た……。 後半開始から5分ハーフラインからの超ロングシュート……。 ゆっくりと転がりながら俺のほうに向かってくる……。 それを余裕で足で止める。 「…………」 もう……耐えられない!!! 「いくぞオラァ!!!」 俺は猛ダッシュでドリブルを開始し相手コートに走った。 「ゆ、雄二!?」 「止めるな智樹!! こんなもんサッカーじゃねぇ!! 俺が本当のサッカーを魅せてやる!!」 俺は味方すらも無視して敵陣に突っ込んだ。 「オラオラオラオラァ!!」 8人の守備の中縦横無尽にかわしつづける。 「まだまだこんなもんじゃねぇぞ!!」 ドリブルの速度を上げた。 「は、速すぎる!!」 相手の走る速度よりも速くドリブルをこなす。 「んじゃ、シュートといきますか」 十分にゴールに近寄ってから俺はシュートを放った。 「ほれっ」 素人のキーパーには隅にシュートを打てば大抵決まる。 狙い通り左上隅に決まった。 「ゴ〜〜〜ル!!」 「全然物足りねぇ……」 「お前……パーフェクトマンか?」 田村のつっこみがよく分からなかった……。 その後も順調に俺が点を取りあっさりと勝負が決まった。 ―― 藤木雄二&谷口智樹 他 サッカー 第二回戦 VS 1−D戦 勝利 ―― CASE2 バスケ <<健吾>> 「おい、高槻!! 準決勝進出決まったぞ」 「ん?あっそ、決まったの?おめでと」 俺は他のクラスの奴等と雑談の世界に入っていた……。 ―― 高槻健吾 バスケ 第三回戦 VS 2−F戦 圧勝 ―― CASE3 バドミントン <<結城>> ついに決勝まで色仕掛けで来てしまった……。 んでもって、今交渉中……。 「お願いします。先輩!!」 コイツがまた粘ること粘ること……。 「いや、無理だって……こっちも事情があるんだよ」 「そっちの事情?」 「まぁね……俺も勝たなきゃならないんだ」 こりゃ手強い……っていうか、色仕掛けは通用しなさそうだ……。 「わかりました。正々堂々頑張りましょう!! 無理言ってごめんなさい」 「悪いね」 まぁ……いいか……これでも5点だし…… ―― 結城さやか バドミントン 決勝戦 VS 3−B戦 敗退 5ポイント獲得 ―― CASE4 バレー <<春香>> あ〜チームプレーってやりにくい〜 敵のスパイクを取りにいけないのがもどかしい〜 野球にまわっとけばよかったなぁ…… あ、球来た。 「ほいさ」 バシンッ あたしって……なんだかスパイクの発射台にしかなってないような気がするわ…… この試合を境に野球へ行こう…… ―― 井上春香 バレー 準決勝 VS 1−D戦 勝利 ―― CASE5 卓球 <<???>> 卓球は3位決定戦を戦っていた。 「これで、決まりっと」 パコンッ 「2−0、2−Bの勝ちです」 「「ありがとうございました〜」」 「何とかポイントは取れたわね」 「使命は果たしたってところかな……」 ―― 卓球 三位決定戦 VS 2−D戦 勝利 2ポイント獲得 ―― |